どうも、競馬大学のみなみです。
競馬で高配当を得るために、穴馬をしっかり見分ける必要があります。
しかし穴馬とは、その時の馬場状態や枠順によって出現の仕方が様々です。
まったく日本の環境と違う重馬場のロンシャン競馬場だったらどうでしょうか?
今回は2019年凱旋門賞を具体例に出して、穴馬の探し方を説明していきます。
まず穴馬を見つけるには、以下の4つのポイントが大切になってきます。
- 上位人気
- 馬齢
- 馬場状態
- インスピレーション
それぞれ説明してきますね。
穴馬の見つけ方①上位人気
まず人気馬の信頼度を見ます。
JRAの過去10年間で1番人気の勝率が31.9%。
連対率は51.1%にのぼります。
ガチガチのレースで穴馬を探すのは至難の業です。
しっかりと力関係を把握しておきましょう。
例えば、2005年の有馬記念では1.3倍の1番人気ディープインパクトが敗れる波乱が起きています。
2着と健闘はしましたが、圧倒的な信頼を裏切ったといえるでしょう。
ここで注目すべきは勝ったハーツクライです。
4番人気で単勝オッズが17.1倍。この時はまだ伏兵の1頭でした。
しかし前走までは好位から中団でレースを進めてきましたが、このレースでは思い切った先行策で、見事にディープインパクトの猛追をねじ伏せました。
三連単で3万500円。
ディープが2着で万馬券になります。
圧倒的な人気馬の存在が、逆に大きな馬券を生み出すことになるのです。
では凱旋門賞ではどうでしょう。
このレースには絶対的存在エネイブルが出走しています。
前人未到の凱旋門賞三連覇がかかっています。
単勝オッズも1.7倍と揺るぎない信頼を集めての1番人気です。
続いてジャパン、マジカル、ソットサスが人気をしていますが、エネイブルのオッズとは質が違います。
連帯圏内の評価と絶対的な軸馬という線引きが1番人気と2番人気以下に引かれているのです。
先ほどお伝えした2005年の有馬記念に状況が似ていますね。
穴馬の見つけ方②馬齢
穴馬を探すうえで欠かせないのが馬齢です。
どのレースにも勝ち馬の傾向があって、この凱旋門賞も例外ではありません。
直近の10年を見れば圧倒的に3歳馬(7頭)と4歳馬(3勝)が優位に立っています。
3歳馬は斤量で大きく有利な状態で出走できます。古馬より3㎏も少ないのです。
では改めて馬券を構築していきます。
エネイブルは5歳。5歳馬は直近10年で3着(3回)が最高順位。
なのでエネイブルを紐に落としてみます。
軸を3歳馬で2番人気のジャパン。
そしてソットサス(3歳馬)、マジカル(4歳馬)を絡めます。
さらに穴馬のソフトライト(3歳馬)を組み合わせた三連複で馬券を買うと、
なかなか面白いオッズが出てきました。
ソフトライトを組み込むことで、上位人気と合わせてもおいしい馬券ができあがるのです。
穴馬の見つけ方③馬場状態
最も重要なのが馬場のコンディションです。
馬場が重ければ、それだけ馬券も荒れる傾向にあります。
道悪の苦手な人気馬に、穴馬が競り勝つというのはよく見る光景です。
この日のロンシャン競馬場は前日からの雨で最悪のコンディションでした。
洋芝の重馬場は、極端な言い方かもしれませんがダートに近いパワーが要求されます。
そうなると日本馬にあった微かな希望も吹き飛びます。
やはり現地の馬で勝負した方がよさそうですね。
ちなみにエネイブル陣営も良馬場がよいとコメントしています。
重馬場が苦手というわけでもないようですが、そこは牝馬。
力のいる馬場は遠慮したいといったところでしょう。
穴馬の見つけ方④インスピレーション
もう一度、出馬表を見直してみましょう。
穴馬の条件はデータやジンクスを覆すからこそ成立するという根本的な概念があります。
だから穴馬が存在するのです。
絶対王者エネイブルと真逆の立ち位置にいて、データ上消しと出ている5歳馬。
そして重馬場は苦手と公言している9番人気馬。
ヴァルトガイストがその条件にハマりました。
逆を言えば勝ち馬の条件になく、しかし勝つ要素をもった馬が穴馬なのです。
人気薄で買ってこそ穴馬。負ければ低評価の馬。
結果こそがその馬の価値を決めるといってもいいでしょう。
最後に
凱旋門賞をベースに穴馬探しの馬券を構築してみました。
穴馬を見つけることが競馬で稼ぐために、最短の道とも言えると思います。
今回の見つけ方を参考にして、是非高配当を狙ってみてくださいね。